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助けてくれる人を呼び寄せる仕組み『自力の後に他力有り』

彩雲

普段の生活の中では、気付きにくいことがあります。
それは自分が危機に直面した時、初めて分かることだと思うのです。

例えば友人に何かを頼まれ、いつも快く引受けているのに、ある時逆にお願いをしたら、あっさりと断られショックを受けたという経験をされた方は、多くいると思います。

これはとても不快な話ですが、原因を知ると理解出来るようになるはずです。
心の安定を保つ為にも、是非知って欲しい内容です。

頼む人と頼まれる人

仕事上の関係は別として、人に何かをやたらと頼む人がいます。
そんな人をじっくり観察してみると、誰にでも頼んでいるわけではないことに気付きます。

これは『頼みやすい人に頼んでいる』と言えますよね。
その対象があなたであれば、あなたは頼まれやすい人となるのです。

頼む人は、実は癖になっている場合が殆どです。

自己解決よりも、得意そうな人を探すという考え方が先に来るのです。
頼まれる側は『それぐらい自分でやればいいのに』と思うこともあるはずですが、頼む側はそもそも自分でやるつもりはありません。

これだけ見ると、頼む人は得をしていて、頼まれる人は損をしていると思いがちですが、そんなことはありません。考え方を変えれば、あっさり納得出来るのです。

頼む人とは

いつも頼む側の人は、人と人を繋ぐ役割をこなす能力があり、会社で言えば営業向きです。
口が立つので、交友関係は広いはずです。

しかし相手の状況や立場を考えずに頼むと、一気に信頼を失います。
今まで引き受けてくれた人が背を向けたとしたら、それはかなりの損害でしょう。
そうならないよう、意識して相手との仲を保たなければなりません。

頼まれる人とは

ついつい頼まれてしまう人は、頼まれやすい性格なのです。
断る勇気を持たなければ、結果言いなりになってしまうのです。

しかし案件を楽しんでいる部分もありますし、何より提案に対しての行動力があるので、技術者としての経験を積む定めを受けているとも言えます。

技術者とは人よりも多く失敗を経験している人ですから、損をしているとは捉えずに『これが商売だったら自分はどう動くだろうか』と実践練習と思えれば最高です。

断られたショックを緩和する

冒頭で書いた内容で『いつも引受けているのに、逆にお願いしたら断られた』とあります。
ショックを受けるのは当然ですが、落ち込んでしまったらあなたの負けです。

これはスピリチュアル的に言えば『関係の終息』を意味しています。この相手との関係から、もう学ぶことはなくなったわけで、神様は『次のステップに進みなさい』と言っているのです。

勿論、相手に攻撃をしたり無視したりということではありません。
上手に断ることを、経験させてくれようとしているのです。

もしもそれが出来ずに、また引受けてしまうようなことになれば『正しい道』ではないので、あなたにその報いがループのように訪れることになるのです。

いつまでもナメられていては、いけないのです。

自力の後に他力有り

このようなことから、頼む方も頼まれる方も、お互いに学ばなければなりません。
それは『自力の後に他力有り』です。

例えば優秀な部下をたくさん持ち、成功している人がいますよね。
誰もが憧れる存在だと思います。

そんな人には、大きな魅力があります。
魅力とは引力のように、人や幸運を引き寄せる力があるのです。

しかし何事も、いきなりこうなったわけではありません。
成功には成功の、理由があるのです。

1.努力し、頑張ると実力が上がる。
2.人間としての魅力が出てくる。
3.人が集まって来る。
4.教え合い、助け合う。

第一に言えることは『まずは自分が努力する』ことです。
これを『自力』と言います。

すると、自然と人が集まるのです。
魅力に引き寄せられて来た人々ですから、みんな協力的です。
それに甘えることなく、お互いの関係を保つのです。

そうすればその輪は、更に大きくなります。

『他力』とは『人に頼りっぱなし』ではなく、本来は『お互いに助け合う』という意味です。
それは仕事であっても、楽しくもあり喜びでもあり、結果幸せになれるのです。

私達の生活は『他力』で溢れています。
食べ物や衣類や乗り物などは、どこかの誰かが作ったものです。
その努力や労力に感謝し、そして何より、まずは自分から動くことが大切なのです。

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