気持ち・思考

生きるのが辛い・どうしていいのか分からない・もう限界と思ったら読んで下さい

線路,踏切,猫

『なぜ自分ばかり、こんな辛い目に合うんだろう。もう、限界・・・。』
この記事に辿り着いた方の中に、こんな思いを抱いている方がいるかも知れません。

そんな時は、何を考えてもグルグルしてしまいますし、助言を聞いても反発してしまうものです。
しかし、まだ立ち上がるキッカケを望んでいるのだとしたら、ちょっとだけ耳を傾けて欲しいのです。

あなたの力になりたいのです。

今を確認する

今まで、多くの方のカウンセリングを行って来ました。
恋愛や子育てなど日常的なものから、自殺願望まで様々です。

実はそこから出た統計なのですが『中の上』位の生活をされている方の中に『生きるのが辛い』と考えてしまう方が多いようです。これは国の調査でも同様な回答が得られているようで、私はここに『感情の落とし穴』が隠されていると考えています。

それは『失う怖さ』です。

現在のあなたの悩みは何ですか?
あなた
いっぱいあり過ぎて分かりません。
そのモヤモヤした感情を、書き出してみて下さい。
あなた
今はそんな気持ちになれません!
気持ちが落ち着いてからで大丈夫です。まずはそれがハッキリしなくては、次の一歩が踏み出せません。

この会話から感じてもらいたいのは、現在のあなたの状態です。
理由も分からない、解決する気も無い状態なので、誰が声を掛けても反発しか出来ません。

『冷静になってから』となりそうですが、それだけでは解決出来ないのです。

今のその感情は、どこから来るものなのでしょうか?
実はそのほとんどが、過去にあるのです。

記憶は『引き出し』にしまわれています。
特に自分にとって『都合の悪い記憶』は奥底へと追いやられているのです。

しかし日常で起こる出来事がキッカケで、一気にまとまって浮上してしまうことがあります。
これが『死にたい・辛い・限界』などのどうにもならない感情の正体です。
更に突発性が加わると、自ら命を絶ってしまうこともあるのです。

意味を分かって頂く為に、前半は理屈っぽい説明になってしまっていますが我慢して読んでみて下さい。

悩みを書き出す意味

仕事でもそうですが、一旦内容を書き出して一つずつ片付けて行くと効率的です。
実は悩みについても同じで、文章化することで解決策が見えて来ます。

頭の中だけで処理しようとすると、怒りや辛さが勝ってしまい考えること自体が嫌になってしまうので、一旦外に吐き出して第三者の目線になることです。

まずはこれをやろうと思うまでが大変だと思いますが、やってしまえば早いものです。

言葉には言霊があり、悩みのままにしておくとどんどんその深みにハマります。
解決策とは前向きな言葉であり、口にすることで叶うものです。

しかし、基本的に『悩みとは解決しないもの』であることを知らなくてはなりません。
それは、あの時あの頃の悩みを思い出してみれば分かりますよね。

結局、時間が解決することも多いのです。

全力で逃げる

もしも『死にたい』という感情があるのでしたら『なぜ死にたいのか』を考える必要があります。
理由として、結果には必ず原因があるからです。

・人間関係がで悩んでいる。
・仕事が上手く行かない。
・良い恋愛に恵まれない。

他にあるとは思いますが、私のカウンセリングを受ける方は結果的にこのような悩みを持っています。
そして、とにかくオススメしているのが『全力で逃げる』という方法です。

考え方として『死』と比較して欲しいのです。

・人間関係がで悩んでいて死にたいのであれば、合わない人とは付き合わない。
・仕事が上手く行かなくて死にたいのであれば、仕事を辞めるか変える。
・良い恋愛に恵まれなくて死にたいのであれば、恋愛しない。

すると『そうもいかないから、死にたいんだ』と言われそうですね。

しかし、とても狭い範囲で悩んでいるようにも思うのです。
そして、その大半をプライドが占めているのではないでしょうか?

疲れたら休む

確かに大手企業で正社員を辞めてしまえば、再雇用は難しい世の中となっています。
しかし命を削ってまで守ろうとしている正社員って、どれほどの意味があるのでしょうか?
人生は長いですから、一時休んでも影響はありません。

・別の場所に、別の人間関係が待っている。
・合う仕事が他にある。
・出会っていない恋愛がある。

あなたは、誰と何を比べているのですか?

向かう方向

この辺りまで読み進め理解しようとしてもらえると、少し心が落ち着いて来るはずです。
さて、ここで考えて欲しいのは、あなたの向いている方向です。

今までは、辛い方向に突き進んでいました。
そして嫌になってしまい『投げ出す』感情が出ていたのです。

今は立ち止まり、次はどこへ向かうか迷っている状態です。
思い直して、今までの生活に戻るも良し。
一旦、全てを休むのも良し。

『死』と『犯罪』以外でしたら、何をしても良いのです。
この選択に、自由を感じて下さい。

向かう方向について、一つだけアドバイスがあります。
それは『楽しいかどうか』で決めて下さい。
間違っても『正しいかどうか』を考えてはいけません。

他人は関係ないことを知る

あなたが囚われている『世間体』とは何でしょうか。

ところで、家族が病気になったら変わってあげられるでしょうか?
同僚が仕事を辞めたら、あなたにどれほどの影響があるでしょうか?

人は自分の価値観で生きているので、自分以外の誰かは他人であり、何も手出しが出来ないはずです。
それを『自分の状態が、あたかも世間に大きな影響を与える』という勘違いが『世間体』という言葉を壊しているのです。そもそも世間体とは『身だしなみ』程度の言葉です。

・就職に失敗したら死ぬ。
・友達がいなければ死ぬ。
・結婚出来なければ死ぬ。

これが通るのであれば、人口は激減してしまうでしょう。
他人に迷惑を掛けないことを前提に、あなたはあなたを生きているだけです。

例えば、あなたが仕事を辞め人生を休むとします。
もしもその時、家族から理由を聞かれたら素直に『辛い』と答えてあげて下さい。

ローンや生活費について問題が起こるかも知れませんが、日本は餓死するような国ではありません。
救済や援助を『世間体』としてしまうのであれば、まずはその仕組みを学んで下さい。

『記憶の引き出し』を閉める

ここまで読んで頂けた方に、プレゼントとして記載します。
前半で書いた『記憶の引き出し』についてですが、開けないようにする方法があります。

嫌な感情とは、いわゆる『種類』によって関連付けられるだけであり、内容は一切関係ありません。

しかし思考の中で『過去にも同じようなことがあった』と勝手に紐付けられ『いつもこうだ』と自分を一定のパターンにはめ込もうとしてしまうのです。

そして一つ『引き出し』が開くと次々に紐付けが行われてしまい、極限まで落ち込む仕組みです。
これを根元から絶つには『逆の感情を出す』という方法が有効です。

簡単に言うと『辛さ』が上がって来たら『楽しさ』で被せてしまうのです。
これについて、やってみると効果絶大なのですが、既に落ち込んでしまっている方には効きません。

また教えても一時の気合が必要となる為、なかなか実行してもらえないのも事実です。
気持ちとは何もしないと落ち込む習性があり、放って置くと楽なのです。
更にその状態が、どれだけ損なのかが分からないから落ち込むのでしょう。

もし落ち込んでしまったら、鏡を覗いて下さい。
そこには幸せを望む表情が、映し出されているでしょうか。

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