気持ち・思考

不安で眠れず布団の中で泣いている子供に話してあげたいこと

飛行機雲

『眠りにつこうと寝室へ入ると、先に寝ているはずの我が子が布団の中で泣いた』そんな状況に直面した方もいるはずです。『学校等で嫌なことがあったのかな』と心配になりますが、無理に問いただすことには気が引け、対応に困ってしまうかも知れません。

勿論、子供に限らず大人にも当てハマることなので、心当たりのある方は読んでみて下さいね。

知恵が足りない

『知恵が足りない』と言われると、頭に血が上る人がいるかも知れません。
しかし、ここで言う表現は『頭が悪い・勉強が出来ない』という意味ではありません。

『知恵』とは『生きる為に備わっている本能の理解』であり『足りない』のは、本能に気付けず、まだ理解出来ていない様を表しています。特に子供は、この世に生を受けてからの時間や経験が少ないので、知恵が足りないのは当然です。また、守られ過ぎたまま大人になった場合も、同じ状態と言えるでしょう。

さて、仏教では、この世を『無明の闇』とし、人生を『闇の海を漂う』と表現することがあります。
これは必ず訪れる『死』への絶望に対し『生きる意味の迷い』を問うもので、釈迦は様々な表現で、その答えを伝え続けた存在となります。

しかし今の日本では、この手の話を『気持ちの悪い詐欺宗教団体』と位置付る風習が少なからず有る為、本質的な意味が遮断されてしまいがちです。結果、学ぶ場が無ければ伝わらない為、いつしか『知恵』は表立って話されることは少なくなりました。

何れにしても困難に直面した際、解決方法が分からなければ、経験しながら乗り越えて行くしかありません。やがて経験は確信へと変わり、楽しく生きる為の知恵として使えば、苦行から救われることになります。

また、同じ困難を繰り返してしまうのであれば、理解が足りず解決に至っていない結果を受取り続けることになります。

自然の流れ

『水は高きより低きに流れ』と言うように、この世は根本を変えることの出来ない事実が存在します。これは神が決めた『宇宙の法則』であり、例外無く人の心にも作用します。

『湧き出る不安』も同様『絶対の流れ』を進む為、正常な心は必ず不安を感じるように出来ています。だからここで言う不安とは、悪では無く『必要だから付いている機能』として受け入れると、理解が深まるはずです。

モードと状態

人は狩りをすることで、命を繋いで来ました。
当然、弱肉強食の中にいる以上、常に危険は伴います。

だから、休息で気を許しているとしても、意識の何処かでは警戒を続けなければならないのです。

活動時は『戦闘モード』に入り外へ向けて電波を張るので、余計なことは気にならなくなります。
逆に『リラックスモード』に入ると『自動警戒装置』が働き意識は内側へと切り換わります。

電波は微弱ですが、過去の記憶と連鎖しながらループし続ける為、息苦しいほど大きな渦に支配されてしまうことが有るのです。モードごとにバランスが取れていれば問題ありませんが、動揺が広がれば亀裂が大きくなってしまいます。

宇宙は陰陽有りきで構成されている為、その事実である性質を知らなければ、苦しみという結果が訪れます。

例えば『上に水があるのに、下の谷に家を建てる状態』に陥り、不安に支配されたとします。平常心であれば、建てる場所を変えたり少しズラしたり出来ますが、支配が強くなると身動きが取れなくなってしまうものです。

引きこもりが長引き、不安を感じる生活の中で、外へ向けた一歩の重さと、踏み出して歩き出した時の解放感の『差の大きさ』を経験した方であれば、正に『渦中にしか分からない感覚』という意味が分かるはずです。

心の性質

心とは激しく流動的で捕まえ難い存在な為、人は常に惑わされ続けます。しかし『知恵』として『心とは、絶えず不安を生むもの』と受け入れてしまえば『知っていることが起きている』と理解出来るのです。

正体が分かってしまえば、結果より原因を見るべきであり、根源を辿るとその小ささが分かるはずです。

子供に説明する際、難しさを感じるかも知れませんが『そういうものである』という暗記のような形でも構いません。ここをベースとして、今後の人生で受け取る知恵と徐々に結び付けて行けば、何れはそれぞれの意味と繋がるからです。

少し難しい表現かも知れませんが『性悪説』の側面を『悪』と捉え『無』と『空』の思想からあらわになる『滅』に目を向けると、より一層、理解と解決が早まると思います。

ただ、ここでのポイントは『悪を滅する』と繋げないことです。

悪を生めば滅する為に、正を生まなくてはなりません。
不安とは悪では無く、バランスを整える要素と考えるべきなのです。

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