病気・医学

本当の自分を知り『依存症』を克服する

高架,逆光

依存症とは心の病気で、そう簡単に治るものではありません。
むしろ私は、うつ病や依存症は治らないと思っています。

タイトルでは『克服する』と書いておきながら、冒頭でいきなり『治らない』と言ってしまっているわけで『どっちなの?』と感じてしまうと思いますが、症状を表に出さない方法はあると思っています。

今回は、心へのアクセス方法について記載したいと思います。

依存症の症状

依存の症状とは、一定の行為や人や物に執着して離れられなくなり、結果的に日常生活を行うことが困難な状態です。軽い依存程度のことは誰にでもあるかと思いますが、それがとても重度になり、もはや自分でコントロール不能な状態です。

その症状から病気とされていますが、原因や症状や対象がそれぞれであり、病院へ行っても一時的に症状を抑えることぐらいしか出来ないのです。

心が悪いというのではなく、感情の動きである為、動かす原因を探さなければ解決には至りません。
更に依存症に対しては、家族であっても理解を得ることがなかなか出来ず、結果的に重症化してしまう傾向にあるのです。

依存の始まり

依存とは『逃げ』です。
しかしそれは否定ではなく、喜びから始まります。
水が低い方へ流れるように、とても自然なことなのです。

例えばパチンコやスロットなどのギャンプル依存は、一度フィーバーの喜びを味わい、再びあの感覚を求めることから始まります。やがては財布のお金が無くなると銀行へ引き出しに行き、最後は閉店を待つか預金が無くなるまで続きます。そして自己嫌悪の陥るのです。

買い物依存は、買うことで満足感を得られますが商品自体は使いません。厄介なのはクレジットカードを使用する為、後の請求額に驚いてしまいます。

どれも自分を止めることが出来なくなるので、最後は自分を殺してしまうこともあります。

最も怖い人への依存

私が一番恐れているのは、人への依存です。
対人は物ではない為、拒否されればどうすることも出来なくなります。
そして他の依存症と違い、自分では気付きにくい(認めない)部分を持ち合わせています。

これは女性に多く、過去を振り返っても男性との交際が途絶えた時期がほとんどないのが特長です。
また、別れではなく一人になることを極端に恐れ、関係のこじれを感じると別の男性を見つけて、自分から別れを切り出し、直ぐに次へ乗り換えるという方法を取ります。

フラれるショックには耐えられず、自分から切り出すことで自己納得を得ます。
そして『次がいるから大丈夫』という安心感がある為、耐えられるのです。

困るのは、相手の携帯電話などのプライバシーを覗くという習慣があり、いつも何かしらのトラブルが絶えず『問題は相手にある』という考えになることで、自分を守ってしまいます。

相手が危険を感じ姿を消すと、あらゆる相手に電話を掛けまくり話を聞いてもらうという手段に出ます。

依存症の原因は過去にある

問題を解決しよとする際、ついつい目先のことだけで処理しがちですが、依存症とは『逃げ』から来ることであり、長期間のストレスも関係しているのです。

もし、今あなたが依存症の方との関係で悩んでいるのであれば、直ぐに離れることをオススメします。
なぜなら、あなたには治してあげられないからです。
特に関係者の一人であり、依存について触れると恨まれてしまう可能性があるからです。

原因は過去にあり、幼少期までさかのぼることが多いです。
ここで、いくつかの例を出してみます。

・一流大学を出て、一流企業に就職することは当たり前だと教育され、挫折を経験した。
・『お前の為』と言われながら、やりたくない習い事を強制された。
・家族から、虐待を受けていた。
・複雑な家庭環境で育った。

人は極度なストレスが掛かった場合、記憶をストップさせる自己防衛本能があります。
分かりやすく言うと、気絶状態です。

しかしその傷は深く心に刻まれ、その後の人生での出来事で、時々フワッと浮上するのです。
その得体の知れない感覚から逃れようと、何かにすがりながら生きることになります。

ストレスからの依存症

原因が幼少期に無い場合もあります。
サラリーマンのアルコール依存症を例として上げます。

会社では上からも下からもストレスに圧迫され、営業先で頭を下げ、毎日満員電車に乗って通勤し、家に帰れば奥さんから愚痴や文句を言われる生活があるとします。

アルコールは感覚を鈍らせる作用があるので、ストレスから逃れる為の手段となります。
更に居酒屋さんなどに立ち寄ることで、家での生活時間を短くしているのでしょう。

これは当人が知らず知らずのうちに出した、ストレス回避への手段なのです。
しかし結果的には肝臓を壊したり、アルコール中毒になったりと良いことはありません。

とても難しいと感じてしまうのは、他に逃げ場が無いことです。

 改善への手段

依存症は重症にならなければ気付けない、やっかいなものです。
『もしかして?』と思った時には、既に手が付けられない状態かも知れません。

こうなってしまうと、専門家に任せるしかないのかも知れませんが、その前に家族は更に追い込みを掛けてしまうことが多いのです。まずは家族や周りが、依存症だと認めることが大切です。

軽々しい気持ちで書いているわけではありませんが、文章で伝えることには限界があります。
私が思う一番の改善策は『自分が認め原因を追求すること』です。

絶対に触れたくない過去の『深い傷』に挑む訳ですから、辛いことが前提となってしまいます。
しかし、知らなければ一生改善の余地はありません。

過去に自分にどんな出来事があり、どんな経緯で現在の発症に至ったのかを知るのです。
人に教えてもらうのではなく、自分で辿り着くのです。

そして自分とはどういう性格で、どんな使命で生まれ、どんな役割があるのか?
何が出来て、何が出来ないのか?
今、本当は何がしたいのか、何がしたくないのか?

全てを吐き出し、並べてみて下さい。
このモヤモヤに対して前を向き、立ち向かう覚悟が出来れば、霊は数段向上します。

そして守護霊や背後霊が、上手に助けてくれるようになるのです。

改善策の理由

私は精神的な問題の解決には、2つの方法があると考えています。

・放出型
・受入型

実は普段このブログで書いているのは、放出型です。簡単に言うと、辛い気持ちが心にあったとしても、無理やり笑うことで気分を高め、感じにくくするという方法です。

しかし今回の依存症に関しては、この方法が通じません。
なぜなら耐えられないほどの、大きくて深い傷を負ってしまっているからです。

『自分で気付き、自分で認め、自分で探し、自分で解決する。』

他の人には、どうすることも出来ません。
助けたいという気持ちがあるならば、何もぜず見守ることだと思います。

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