知識の中に『知らない方が良いこと』というのがあります。
しかし、変な雑学や悪口は別として『知る』とは悪いことではありません。
知識に刻まれることにより、意識を始めるからです。
今回の話は、雑学王になろうという話ではありません。
知ることにより解決方法を招く、人間の知恵です。
幸せ度合いの感じ方
幸せとお金はよく天秤に掛けられますが、今回はその部分には触れません。
・お金が無くて、幸せな人。
・お金が無くて、不幸な人。
・お金持ちで、幸せな人。
・お金持ちで、不幸な人。
前提として上げておきますが、結局『幸せな人』と『不幸な人』に大別されます。
一生という幅で考えた時、お金は年代により有る時期と無い時期があります。
しかし不思議なのは、幸せな人はずっと幸せなものです。
逆に不幸な人は、ずっと不幸なのです。
天は良いことも悪いことも、平等に与えます。
それをどのように受け止めるかという『考え方』が『幸せ度合い』に比例するのです。
科学の話
ちょっと難しい話をします。
理解しなくても、適当に判断して頂ければ大丈夫です。
物質をトコトン分解すると、最後は原子核とエネルギーが残ります。
エネルギーとは電気であり、プラスとマイナスが存在します。
電気は、プラスからマイナス方向へ流れます。
流れる理由は、安定を求めているからです。
安定を『水』に例えます。
・水溜りの水は太陽の光に温められ、蒸発して雲になります。
・上空で冷やされ、結合することで、雨として落下します。
・地面辿り着いた水は『高い』から『低い』へ流れます。(プラス⇒マイナス)
・水溜りへと戻ります。
上記のどの過程でも、水は常に安定を求めており、そのエネルギーは電気です。
そして全ての根源は『太陽』なのです。
感情の性質
全ての存在は『宇宙の法則』から成り立っています。
人間の感情も、例外ではありません。
ここで『知っておくべき人間の感情の性質』をご説明致します。
安定した感情から、無意識に湧き上がって来るものがあるのです。
それは『過去の嫌な記憶』です。
しかも人間の霊には、今世だけではなく何代も続く『過去世』の記憶も格納されているのです。
これらが、ジワジワと広がって来てしまうのです。
うつ病の患者が『不安定』と表現するのは、嫌な記憶に支配された状態を言います。
結局のところ、何もしなければ穏やかな精神状態が続くのではなく、何もしないとネガティブな感情に支配されてしまう仕組みなのです。
個人差はありますが、これは人間の本能的性質なのです。
少しややこしいのが、安定中も安定を求め続け動くことで維持しようということです。
なぜ嫌な気持ちが湧き上がるのか
感情の『嫌な気持ち』には種類が2つあります。
・誰かに悪口を言われた時などに出る『即効型』の嫌な気持ち。
・何かのキッカケから過去の記憶を刺激される『紐付け型』の嫌な気持ち。
即効型は治まった後も記憶として格納され、やがて紐付け型の材料となります。
とても厄介な仕組みなので絶望してしまいそうですが、知ることで解決出来ます。
さて、このループの原因は性質だということが分かりました。
そしてそれは『何も考えていない』状態に湧き上がるのです。
『何も考えていない』とは安定ではなく『意識していない』状態です。
これを逆手に取り意識すれば、抑えることができるのです。
解決する方法
ネガティブな感情は潜在意識(無意識)の状態で活動を始めます。
そこに蓋をするには、顕在意識(有意識)の状態になることです。
とても単純な話ですが、解決策はポジティブな思考になることですよね。
いきなり『ポジティブ思考になれ』と言われても反発してしまいそうですが『なぜそうするのか』という理由が分かれば、素直に受け入れられると思います。
日常の目の前で行われていることは、ただの現象です。
それをどのように受け止め感じられるかで、あなたの幸せ度合いが決まるのです。
知ることで、気付くこと。
それは、これからでも十分間に合います。