生活全体に不満を募らせ、常にグチを吐き続ける人は意外と多いものです。
いつまでも幸せを感じられず、同じことの繰り返しになるのは、なぜなのでしょうか。
今回は、そんな生活から抜け出す手掛かりについて考えて行きます。
不満の原因
霊(たましい)に問い掛け、感情の中のモヤモヤを直視してみましょう。
その中にあるイメージは、どんなものでしょうか?
きっと『嫌だなぁ』と直感で感じるはずです。
それでは、なぜ嫌なのでしょうか?
ここで止めず、自己分析を進めると、ある結論に辿り着きます。
その正体は『我慢』です。
ちなみに、ここで言う『我慢』とは『ワガママ』の反対語ではありません。
難しいニュアンスに感じるかも知れませんが、他人に不当な迷惑を掛けない範囲です。
そして『働きたくないけど、お金は欲しい』という、程度の低い話ではありません。
『我慢』とは『自分を縛る何か』です。
・自分はやりたいけど『ダメ』と言われる。
・自分はやりたく無いけど『やれ』と言われる。
では、自分に命令して来る人って、いったい誰なのでしょうか?
そしてあなたは、他人に何かを望んではいないでしょうか?
ここから自身の反省が生まれたとすれば、不満を解消出来る位置に居ることになります。
我慢を選択した自分
ところで、なぜ我慢するのでしょうか?
やりたくなければ、自分の思う通りにすればいいはずです。
しかし、いつも我慢する側になってしまう・・・。
その答えは、初めに我慢する立場を自分で選択したからです。
だから結果は、当然とも言えるのです。
ちなみにこれは前提として、幸せな日本だからこそ通用する話なのかも知れません。
国によって、従わなければ殺されてしまうことがありますからね。
では『我慢する立場』って何でしょうか?
それは『自分で決めず、他人に決めてもらった』ことに尽きます。
例えば今、会社で我慢を強いられているとします。
では、その会社の入社面接に行ったのは、誰の意志でしょうか?
今日も仕事に行くのは、誰の行動でしょうか?
そう、全ては自分なのです。
しかし、他人に決めてもらった感覚を持ち合わせているので、そこに決定権は無く、でも責任はのし掛かるはずです。
だから、辛いのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単『自分で決める』のです。
もしこのことを『何だ、そんなことか』と思うのであれば、まだ、この段階ではありません。
しかし、必要な時には必ず響く言葉です。
自分で決めて具体的に行動する
『行かされてる、やらされてる』うちは、必ず不満が湧き上がって来るものです。
しかし、自分で決めて自分で行動するのであれば、発進は自分です。
誰のせいでも、誰の責任でも、誰の意見でもありません。
『自分で決めて、具体的に行動すること』で人生は一気に加速します。
『何か違う』と感じたら、修正し方向転換するのです。
『逃げちゃダメ、辞めちゃダメ』って、誰が言ったのでしょうか?
そして、いつまで従っているのでしょうか?
どちらも人生を切り開く、選択肢程度なのです。
しかし、行動を止めてはいけません。
極力止まらない人生こそが、目的地への近道となるからです。
それが分かると、誰かのせいにしたり、縛ったりすることも無くなります。
他人に執着せず、自分の霊を磨くことこそが、最大の喜びなのです。