『引寄せの法則』という現象があります。
簡単に言えば、幸せを願えば幸せになり、不幸を望めば不幸になるという法則です。
このブログでも書いていますが、いつも笑顔で人に優しく接していると、自然と同じような仲間が集まり、結果的に幸せを引き寄せたことになるという話です。
とても単純で簡単そうな法則に思えますが、実は注意点があるのです。
答えは『自分を知ること』なのですが、その辺りを詳しくお話ししたと思います。
目次
引寄せの法則の欠点
『引寄せの法則』は人気があります。
それはスピリチュアルや精神論を語る上で、分かりやすくて便利な法則だからです。
しかし、あまり知られていない『欠点』が存在するのです。
負の要素の判別
例えば『絶対に成功する』と『絶対に失敗しない』は同じ意味で使いますよね。
しかしこれに『念』を込めると、前者は成功で後者は失敗を引き寄せるのです。
ちょっと屁理屈のように聞こえるかも知れませんが、負の要素を含む単語の判別が出来ないのです。
いくつか例を書いてみます。
・健康になりたい○
・病気になりたくない×
・早起きをする○
・寝坊して遅刻しない×
予想外の結末
もう一つあるのですが、ちょっと恐い話になるかも知れません。
例えば旅行などで乗り物のチケットを買う際に『まとめて買って来るから、荷物を見ておいて』となることがあります。仮に荷物が盗まれたとしても『盗まれて行く過程を見ていた』ともなるわけで『荷物を見る』という約束は果たしていることになります。
次に『大金が欲しい』と願った結果です。
・交通事故に遭い、保険金でお金が入って来た。
・死亡保険として、遺族に支払われた。
・悪い仲間に唆されて、犯罪の報酬として大金を手にしたが逮捕された。
上記は願い自体は叶っています。しかしその過程は散々たる内容です。
このように手段を選ばないという強引な性格を『引寄せの法則』は持っているのです。
芸能界から人生の縮図を見る
最近は『SNS』などの影響もあり、情報は一昔前の千倍とまで言われるようになりました。
そんな中で特に注目を浴びるのが、良くも悪くも『芸能人』です。
芸能界はスピードを重視する部分もあり、流行り廃りの差が激しい環境です。
ちょっとテレビを見なければ『この人は誰?』や『あの人は今』となってしまうのです。
その落差が大きいことから、人生の縮図を見せられているかのようにさえ思ってしまいます。
雪だるま式に大きくなる批判
芸能人のスキャンダルが報道され『そんなに騒がなくても』と思う位のニュースが多くあります。
しかし、日に日に白熱化してしまうこともあるんですよね。
もちろん『不謹慎な発言』や『証拠』などが後から出て来れば批判は高まるかも知れませんが、一応犯罪を犯しているわけではないので『そこまで袋叩きにしなくても』とさえ思ってしまいます。
結果的にスポンサーが降りたり番組を降板したりと、改めて人気商売の怖さを目の当たりにすることになるのです。場合によっては精神的に追い詰められ、自ら命を絶ってしまう方もいます。
それだけ世間の批判とは、大きな魔力を秘めているのです。しかし、強いバッシングから仕事を失い休業へ追い込まれても、時間を置いて復帰して来る方もいます。
まさに精神力の強さから、大きな壁を克服したという印象です。
バッシングの原因は引寄せの法則にあった
芸能界で『売れたい』や『今の人気を保ちたい』という感情は半端なものではないと思います。
長く居続ける為には、それなりの『念』が必要になるのです。
例えば『昔テレビで観ていた憧れの女優さんと、今は共演している』という話を聞いたことがあると思いますが、あれはまさしく『引寄せ』の力によるものです。そして更に『加速の法則』といのが加わり、あっという間にその座まで上り詰めるのです。
『飛ぶ鳥を落とす勢い』という言葉が当てはまりそうですよね。
しかしその出世も裏を返せば、嫉妬や反感をかいかねない状態であったり、一気に駆け上ったせいで技術や経験が追い付いて来ない場合もあります。
リバウンドのようにバランスを崩せば、一気に転がり落ちてしまう状態かも知れません。
やはり一歩ずつ土台を確認しながら登ったものとは、違いますよね。
また、才能に恵まれ誰もが認めるような方でも、悪いものを全て引寄せてしまうことがあります。
それはちょっとしたスキャンダルや発言がキッカケで、津波のように押し寄せて来るのです。
結果的に一変して『苦しみの人生』へと変わってしまうのです。
自分を知ること
冒頭にも記述した通り『自分を知ること』で回避することが出来ます。
自分のことは、実は自分ではよく分かっていないものです。
特に見た目や印象を気にする『プライドの高い人』には見えにくい部分が多いのです。
『自分を知る方法』は2つあります。
人に聞く
『そんなの簡単じゃないか』と言われてしまいそうですが、本当にそうでしょうか?
想像してみて下さい。
批判的な意見が出た場合、あなたは素直に聞けるでしょうか?
逆に本心を言わないで、誉めるだけの人もいるでしょう。
それは『人を否定しない』という、その人の技です。
結局のところ、本心を聞くのは難しのです。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?
これを成立させる為には、スピリチュアルな感性が必要となりますが『直感』で相手を選び、完全に受け身の態勢で聞くことです。簡単ではありませんが、それこそ『念』が引寄せてくれるでしょう。
第三者の目になる
例えると『幽体離脱』です。
しかし実際に霊を離脱させるのではなく、意識として上空から自分を見るのです。
これはイメージを訓練すれば、直ぐに出来るようになります。
自分は自分なのですが、誰かと話す時も常に上空からの景色を想像して、相手と自分が会話している状態を見るのです。それを寄ったり引いたりすることで、相関図のような関係性が見えて来ます。
すると自分の立場や位置も段々見え始め『自分から見た自分』と『人から見た自分』がはっきりと分かって来るはずです。
まとめ
『引寄せの法則』は極端に望まなければ、順調に進むようになっています。
後悔は先には立ちませんが、常に『偉くならず威張らず、立場をわきまえる』という意識を考えの中心に置くことで、大抵のことは解決できるはずです。
人生とは運命と共にあるものですから、躓いたとしてもそこで終わりではありません。
必ず次の一手は、あなたを待っています。