大予言や大殺界など『大』が付くと、大げさになります。
昔から定期的に大騒ぎされていますが、現在も地球は通常営業しています。
大丈夫です。
人類は滅亡したりしません。
噂の根源
火の無い所に煙は立たないと言いますが、大予言の発信元はどこなのでしょうか?
やはり有名なのは『ノストラダムス』ではないかと思います。
1500年代の方なので、日本では戦国時代辺りでしょうか。
医師で占星術師という肩書きで、執筆も行っていたようです。
その頃の書物が時代を超え、現代で大騒ぎされているのですから、すごいですよね。
しかし予言の詳細を見ても、世界がなくなってしまうような大げさな記述はありません。
これは噂に尾ひれが付き、雪だるま式に大きくなったと予想されます。
ノストラダムスは当時の技術や生命の可能性から『将来はこうなる』と予想していたのだと思います。
そういえば私の祖父が『将来は家にいながら買物が出来る時代になる』と予想していました。
当時では、ドラえもん的な発想だったんですよね。
不安ビジネス
商売として考えると、不安の解消には『備え』が有効となります。
不安を煽り物を売るわけですから、あまり良いこととは言えません。
しかしいつの時代にも、ただただ騒ぎたい人というのはいるものです。
私の知人にもメディアに踊らされ、大予言ブームなどになると大騒ぎを始める人がいます。
それはそれで良いのですが、人にまで押し付けてくるから問題なのですよね。
私が『人類は滅亡しないから大丈夫だよ』と言うと『大変なことになるからね』と返してくるわけで、もはや手に負えないのです。
そして時間が過ぎてしまえば、何事も無かったかのようになれるのが不思議でなりません。
単純に、迷惑な人です。
長期間で歴史を読む
日本は地震大国です。
稼働するプレートの上に乗っているわけですから、当たり前の話です。
東日本大震災は、動いたプレートの踏ん張りが利かなくなり、それが弾けたことが原因でした。
そして過去の地震も話題に上がっていましたが、100年に1度はそれなりの規模で、1000年に1度は大規模で起こる仕組みがそこにあるのです。
それを『近い将来、地震が起こる』と言うのは、予言でも何でもありません。
更に地球規模で見れば、地震の影響や二次災害の原発事故も、一瞬で世界を終わらせるような範囲のことではありません。
地球の生命力
この星は、ものすごい生命力を持っています。
人が住まなくなれば、あっという間に緑に覆われ本来の姿へと戻ろうとするのです。
それはアスファルトを貫くような無現象の力です。
かつて繁栄した文明跡に現在残るのが、石だけだという事実を見れば分かるはずです。
地球のサイクルが織り成す、植物や生物の恵みを人は常に頂いています。
ですから、人間の大半が餓死するようなことも、絶対にありえないのです。
不安は罪である
過去にも何度か書いていますが、不安を煽ることも、結果不安になることも、どちらも罪深いことです。
不安は悪い波動や言葉を撒き散らし、更に悪いことを引き寄せます。
その考え方は災害を天罰と捉え、予言に尾ひれを付ける根源となるのです。
天災とは学びです。
そしてその学びとは、感謝なのです。