自分が嫌いだったり、自信が持てなかったりする人は多いものです。人より技術があるのに、それを生かせなかったり、誰よりも練習しているのに自滅する人もいます。
表現として『緊張しちゃう』とか『恥ずかしい』となるのですが、原因は自信の無さと経験不足にあります。今回は、そんな方々へ向けた『自分改良計画』を考えて行きましょう。
他人の意見を聞き入れる
このブログでは『自分をどうにか出来る人は、この世で自分だけ』と言っているので『自分で決めて、具体的に行動すること』をススメています。
だから『他人は関係ない』としているのですが、今回の話はちょっとだけニュアンスが違います。
なぜならば『全面的に聞き入れてみよう』という姿勢だからです。
『それって、ツジツマが合わないんじゃないの?』と言われそうですが、とりあえず聞いて下さい。
実は他人の意見って一方的に見えますが、ほぼほぼ合っています。
その証拠に、他人から自分の欠点を指摘されると、カッとなりますよね。
あれって、図星だからなんです。
勿論、言い方やタイミングがあるので目的違いになってしまいがちですが、シンプルに受け止めると霊(たましい)は次の段階に進めます。
例えば他人に『暗い・面白くない・ダサい』と言われたとしましょう。
言葉としては乱暴ですが、落ち込んだり怒るぐらいならば改善した方が得なのです。
鏡を見て、じっくり自分自身と向き合ってみて下さい。笑顔を作ってみたり、上品に笑ってみたり、楽しそうな顔や仕草をしてみることで、今の自分を少しだけでも変えられるはずなのです。
だから根本ではなく『見せ方を変える』のです。
テレビに出るタレントはともかく、私達は普段の自分の振る舞いを、まず見ることは出来ません。
だからこそ、気付かないことだらけであり、直接見ている他人はそれに気付いているのです。
魅力とは今に合わせ続ける改善であり、継続とは改善し続けた結果なのです。これさえ分かれば『相手に見方を変えて欲しい』とならず、自分が自信を持って魅力を見せることが出来るようになります。
ここでの注意点として『ブランド物を持つ・流行りに乗る』という意味ではありません。
魅力とは、お金が掛かるものではないですし、逆にお金だけで解決するものではありません。
言い方も言霊のうち
言霊については普段から触れていますが、ついつい愚痴を言ってしまうこともありますよね。
これは修行なので、一生掛けて取り組むべき務めです。
内容はシンプルであり、とにかくポジティブな言葉を使うことです。
ちなみに、初めは言葉の意味を知らなくても大丈夫です。
とにかく、言うところから始めます。
心は伴わなくても、言い続けることで分かることもあるのです。
そして、ゆくゆくは品が生まれ、言い方やタイミングが身に付きます。
これって『魅力的な人』だと思いませんか?
前項で触れた『他人の意見』の人と比べたら、雲泥の差がありますよね。
あなたは、どちらの言い方をする人になりたいでしょうか?
大日如来と不動明王
この世には、涅槃(悟り)と煩悩(迷い)の二つの思考が存在します。一見、別物のようですが、双方があるからこそ成り立っているのです。仏教で例えると『不動明王』は『大日如来』の化身の姿とされており、煩悩に対し怒りを表しています。
『大日如来』は愛を与え、心に火を灯します。
これこそが、日常の振る舞いの手本なのです。
しかし、それを受け取らず、消して歩くような人も世の中にはいます。
その砦となるのが『不動明王』であり『受け取る気がない・救うべきではない・縁の無い人』に対し、シャッターを閉める強さを持っているのです。
これを痛みの三原則とも言える『腰痛・首痛・歯痛』に例えてみましょう。例えば『ぎっくり腰で動けません』と言った時、経験があれば親身になってくれるはずですが、経験がなければ『ズル休み?』となるかも知れません。人は激痛であっても、自分に経験がなければ、全く分からないのです。
しかし、相手の話から想像することぐらいは出来るはずです。
これこそが優しさや労りであり、善のサイクルの源なのです。
これについて『自分には一切関係無い』という相手が現れた時、あなたは不動の心を持って下さい。なぜなら、それは本人だけの学びだからです。苦しんでいない、もしくは足りないからこそ分からないのであり、誰かが与え教える領域ではないのです。
勿論これは、ケンカをするという話ではありません。
話を聞く姿勢で接し、理解や改善の努力をすること。
そして自分の中に基準を持ち、品格を意識することで自信と魅力を手にすることが必ず出来ます。
すると霊は、今まで以上に美しく輝くのです。