何もかもが、上手く行かない経験って、誰にでもあると思います。
もがけばもがくほど、悪循環を感じてしまうかも知れません。
これもまた因果であり『原因と結果』なのですが、そもそもエネルギー不足の疑いがあります。
ところで『気』とは、どんな存在なのでしょう。
今回は『陰陽』と『気エネルギー』の仕組みについて考えてみたいと思います。
『インヤン』マーク
このマークは有名なので、一度は見たことがあると思いますが『陰陽』を表わしています。
そして、この意味合いがスピリチュアルの理解に必要なのです。
この『インヤン』は、白と黒の共存と交わりを表現しています。
表があれば裏があり、光があれば影もあるということです。
これは全てのことに当てハマるのですが、人はつい『善悪』のような捉え方をしてしまうものです。
黒を悪と決め付けてしまうと、正しさを追求するループとなってしまいます。
これはやがて、戦争を招く思考なので『白の中に黒、黒の中に白』の意味を考えなくてはなりません。
違う性質のものが、互いにバランスを取り合っていると理解してみて下さい。
陰と陽
陰とは、東洋学医学で『内臓』を表しています。
そして陽は『筋肉』です。
これをバランスとして捉えると『筋肉が豊かな人は、内臓も元気である』と言えます。
逆に『内臓が弱い人は、良質な筋肉が付かない』とも言えます。
もう少し掘り下げてみましょう。
ひたすら筋肉に負荷を掛け続けても、やがて限界が来てケガの原因になります。
その先を目指したいのであれば、内臓から健康になる必要があります。
更に、陰とは『睡眠』で、陽は『思考』です。
勉強や考え事をしたら睡眠を取ることで『整理整頓』が行われ、ヒラメキや記憶の定着が叶います。
ですから、もしもエネルギー不足を感じているのであれば、陰陽のバランスを疑うべきなのです。
そして、どちらから取り組むべきか自分でイメージすれば、必ず分かるはずです。
鬱で苦しんでいる人に『努力が足りない』と頭ごなしに切り捨てる人がいますが、あれは罪な領域です。 動きたくても動けない、働きたくても働けない理由が、必ずあるのです。
それを煽り強引に社会へ放り出すと、内的外的の両面の思考に追い詰められ『死んで消えたい』となってしまいます。大げさに聞こえるかも知れませんが、これが思考の辿るルートです。
これだけ自殺が社会現象になっていながら、まだまだ世間は認めてはくれません。
そして無知は、人を殺すのです。
陰を鍛える
陰陽とはバランスですが、ほとんどの場合『陰』がおろそかになっているはずです。
なぜなら、体力や精神の衰えを感じた時、人は筋力トレーニングを行うからです。
『陽』を鍛える手段は知っていても『陰』を鍛えることはしないのです。
これでは、バランスが整いません。
では、どうすればいいのでしょうか?
実は改善方法は、それほど難しくはありません。
理解し意識すれば、必ず鍛えることが出来ます。
内臓とは肉体であり、食事から作られます。
ここに好き嫌いという制限を設けず、必要なものを必要なだけ頂くのです。
偏れば、必ずそれなりの結果が出ることは、既に実証済みでしょう。
これを踏まえた上で、呼吸が重要となります。
ヨガもそうですが瞑想を行い、安定した呼吸から気持ちを整えて行くのです。
『深く吸って、長くはく』を繰り返します。
自然と気持ちは落ち着き、血流に変化が現れます。
新鮮な酸素をまんべんなく届けることで新陳代謝が上がり、やがては『陽』の筋肉と結び付き、更なる進化が始まるのです。精神的にも安定し、効率の良い睡眠が取れるようになり、全ての細胞が整理整頓され、次を生み出す力になるのです。
このサイクルこそが『気エネルギー』そのものなのです。
人は『気』の中に生きている
食事については、様々な情報が発信されているので、混乱や誤解があるかも知れません。
しかし、脂も塩も砂糖も全て必要な栄養素であり『陰陽』なのです。
命が『気』を放つのではなく『気』の中に生きています。
ですからエネルギーを、大きくすることも小さくすることも出来るのです。
もしも、あなたが心と体のバランスが取れずに苦しんでいるとしたら、是非、試してみて下さい。
霊(たましい)は常に生き、学ぼうとしているのです。