この世に生まれて来た意味や人生の目的を知ることは、なかなか難しいものです。
結局、現在の環境に満足出来ている人は少ないのかも知れません。
晩年を迎え、やっと人生の意味に気付くこともありますから、世代によっては理解に苦しむ話かも知れません。しかし結局『正しい人生など無い』と断言しておきましょう。
なぜなら人は、また生まれ変わるからです。
スピリチュアルとは
いつも読んで頂いている方からすると、不思議な書き出しだったと感じたはずです。
何故ならば私は『分かりやすく伝えること』を意識しおり、難しい表現は使わないからです。
それなのに今回は、タイトルからいきなり『ハイヤーセルフ』ですからね(≧∀≦)
実は過去に『スピリチュアルカウンセラーって、なに?』みたいな若い女性の相談を受けたことがありました。内容は『結婚するか就職するか迷ってる』とのこと。
『直感でやりたい方へ進んで下さい。どちらにしても学びの試練は訪れます』というニュアンスで回答すると『普通過ぎて、全然スピリチャルじゃない』とのことでした^_^
意地悪するつもりは全くないのですが、求めているものが違うのですね。
そんな経験から学んだことは『人はスピリチュアルっぽさを求めている』ということでした。
何とも不思議な霊界メッセージを演出することで、ある程度は納得させられるのでしょうかね。
『あなたのハイヤーセルフの声を聞くと、守護霊は戦国の武士の霊です。当時の格差の違いから縁談を引き裂かれた相手が今の彼であり、時代を超えた縁を大切にしなくてはなりません。彼とは強く引き合うスピリチュアルな運命を感じるでしょう?』
相手の満足したであろう回答例は、こんな感じでしょうか。
でも、インチキ霊媒師みたいで嫌なんですよね(・ε・)
そもそもスピリチュアルって、もっと現実的なものなのです。
しかもハイヤーセルフは、ある程度引き出すことをしないと見えて来ないわけで、互いに向き合う気持ちにならなければ、何も進まないんですよね。
ハイヤーセルフとは
さて『ハイヤーセルフ』とは何でしょうか。
横文字なので格好良さが含まれていますが、簡単に言うと『潜在意識』です。
これは表面ではなく奥底にある意識なので、自分ではコントロールすることが出来ません。
本質として現れるのに、知ることが出来ない位置付けなのです。
ハイヤーセルフと最も繋がった状態とは、睡眠と起きている間の『まどろみ』とされています。
記憶も曖昧であり、現実なのか夢なのかの時ですから、普通は認識出来ません。
要はその中に詰まっている情報や記憶が『本当の自分』であるということなのです。
ハイヤーセルフとの対話
とても簡単に説明すると、ハイヤーセルフと対話するには『瞑想』が有効であるとされています。
これは仏教で言えば『座禅』であり『祈り』です。
そして行き着く先は『無』であり、これこそが潜在意識との繋がりを現しています。
ちなみに『無』とは『般若心経』の中に一番多く登場する文字であり『人は無いものに対して悩んでいる』という教えでもあります。
『もったいぶらずに、ハイヤーセルフを教えなさい』と言われてしまいそうですが、方法として一番正確なのは、瞑想による自問自答しかありません。
これは『我を受け入れる』ことであり、簡単そうに見えて実は難しいのです。
これが出来ないからこそ、みんなが悩んでいると言っても過言ではありません。
もう一つは、カウンセリングを受けることでしょうか。
しかし考え方として『自分のことを自分で知る』ということが前提があり、カウンセラーはそのお手伝い程度ということを理解しなくてはなりません。
そして結果をどう生かすかも、自分自身に委ねられているのです。
まずは自身が本気にならなければ、知ることの出来ない領域なのです。