人には予め『性格』が備わっています。怒りっぽい人、気の弱い人、優柔不断な人など性質は様々ですが、頭ごなしに決め付けることは危険です。なぜなら心理は日々、変わるものだからです。
今回は占星術をヒントに、相手の状態を知る方法を考えて行きます。
目次
性格のベースは皆同じ
占星術とは『ホロスコープ』を用いた統計学なのですが、そんな難しい話をするつもりはありません。ただ、テレビの『12星座占い』のような曖昧なものではなく、もうちょっと掘り下げた話をしたいと思います。占星術の考え方として『人には、いくつものモード』があるとされています。
順番に並べてみると、下記のようになります。
水星・・・頭脳的な思考や会話、文章
金星・・・芸術性やお金などの資産、喜びと愛情
火星・・・闘志や勇気、時に攻撃性
木星・・・社会的正義と道徳
土星・・・苦手意識と向き合い克服する
天王星・・・個性と閃き
海王星・・・直感・スピリチュアル
冥王星・・・破壊と再生、極端
それぞれに一長一短が含まれているので、良し悪しはありません。
例えば『金星』を見てみましょう。
お金に対する欲は必要だけど、強過ぎると危険であるとも言えます。
また、愛情の裏には攻撃性も含まれています。
喜怒哀楽と同じで、心にはこのモードが全て含まれており、状況に応じて強まったり弱まったりしているのです。怒っている時間が長い人は、怒りっぽい人とみなされますが、穏やかな時間が無いわけではありません。性格のベースは『皆同じである』と言えるのです。
眼力で読む
占星術は、星の位置関係で現在の状態を判断する仕組みです。
突き詰めると、かなり複雑なのですが、細分化せず大まかに読むことも可能です。
これを星回りではなく、相手の状態で判断してみようというのが今回の狙いです。
気持ちを落ち着かせ直感で相手を見れば、必ず霊(たましい)がキャッチ出来るレベルの話です。
これは『眼力』であり、生き抜く知恵でもあるのです。
『良い人そうに見えて、実は悪い人だった』という話を聞きますが、あれは見抜けていないだけです。悪い人は必ず悪い人相とオーラを出しているので、真意を見抜けば分かります。
星の表裏
水星・・・頭脳的な思考や会話・文章
水星の力が強まっている人は、物事を整理しようとしている状態にあります。
これは睡眠と同じで、多くの情報から自分を確立させて行く為の行程です。
理論立てて伝えようとするので、安い言葉は少なくなります。
金星・・・芸術性やお金などの資産・喜びと愛情
魅力が高まり普段出来ないこともやってしまうほど、欲とエネルギーが強まります。
しかし、視野が狭くなるので注意が必要です。
人の話は聞こえ辛いので、大切な要件は紙に書いて渡すなど、伝える工夫が必要です。
火星・・・闘志や勇気・時に攻撃性
逆境の壁となったり、組織の背中を押す存在と成り得るエネルギーです。
方向性に賛成出来るのであれば、全面的に協力しましょう。
必ず、得るものがあるはずです。
同士とは強い絆を育てますが、それ以外を敵と見なすこともあります。
木星・・・社会的正義・道徳
寛大なエネルギーであり、スケールの大きな作用が働きます。
いわゆる『許されるタイプ』であり、意見も通ります。
ただし、それに甘んじて方向を間違えると、極端な結果になりかねません。
土星・・・苦手意識と向き合い克服する
結果が出にくい時期であり、一見不器用と捉えてしまうかも知れませんが、成し遂げる喜びを得るチャンスでもあります。この状態の部下がいたら、導くようなフォローをすることで感謝されるでしょう。
覚悟を決め立ち向かっている訳ですから、間違っても邪魔をしてはいけません。
手詰まりになると、激しく落ち込むこともあります。
天王星・・・個性と閃き
閃きは、突然です。
しかし『思い付きで物を言う』のとは明らかに違います。
全てが繋がる瞬間であり、教科書レベルの話ではありません。
しかし、周囲の評価に左右されることがあるので孤独を感じるかも知れません。
海王星・・・直感・スピリチュアル
物質世界ではなく、精神世界の領域が多めになります。
根拠があれば信頼を得ますが、人によっては、ただの妄想癖となるでしょう。
しかし、直感に優れているエネルギーなので、不思議な印象を持つはずです。
冥王星・・・破壊と再生・極端
微調整ではなく、作り直すほどの大きなエネルギーで、何も聞き入れられません。
それはもはや、整地ではなく地層の話になるほどです。
ハイリスク・ハイリターンなので、もはやギャンブルでしょう。
この状態の人の側にいると、大きな影響を受けることは確実です。
タイミングを図る技
相手を見る際、これらの星を当てハメてみると、状態とエネルギーが把握しやすくなります。
『なぜ、怒っているのか?』や『なぜ、許してくれたのか?』など、次々に疑問が解決するはずです。
こらは『相手の機嫌を取る』という意味ではなく、タイミングを図る技として活用してみて下さい。
相手が分かれば余裕が生まれ、自分自身をコントロールすることが出来るようになるはずです。