勉強をすれば、上の学校に進学出来ますよね。
やらなければ、留年するかも知れません。
それは当たり前の現象ですが、いくら勉強が出来てもダメな人っているんです。
逆に出来なくても、素晴らしい人っているんです。
『何だぁ、そんな話かぁ』と思うかも知れませんが、今回はそんな話です。
でも、わざわざ書く訳ですから、常識よりも少しだけ上の話かも知れません。
周りの人々から学ぶ
あなたの周りには、必ずあなたを取り囲む人々がいるはずです。
偶然の集まりのように思うかも知れませんが、確実にあなたの波動が呼び寄せているのです。
そしてその繋がりは、網の目のように広がっています。
イメージするならば、地球を細かいアミで包んだような感じです。
ちょっと分かり辛いかも知れませんが『あなたに起こることは、あなたの知らないところで起こっている』ことがほとんどです。それはあなたの目の届かない場所まで行き、地球の裏側まで達していると言っても大げさではありません。
事を起こせば、それはアミの目を伝わり、やがて形を変えて帰って来ます。
あなたの周りにいる人々は、あなたが効率良く学ぶ為に集まっているのです。
勉強と知識の解釈
さて、勉強すると何を得る事が出来るでしょうか?
答えは『知識』です。
それって『知っていることが多い』ということになります。
これが1つ目の知識です。
素晴らしいことなのですが『それで生活が変わったか?』という部分を考えて欲しいのです。
何も変わらないとすれば、その理由を知って欲しいのです。
・学歴を持ったが為に、人を低く見てしまう。
・そんなことも知らないのかと、ついつい知識を披露してしまう。
・ついつい、大学の話を持ち出し自慢してしまう。
もしも、知らず知らずのうちにこんな性格が出てしまっていたとしたらどうでしょうか?
そんなあなたは、魅力的でしょうか?
とても嫌な言い方をすると『褒めてもらう為・自慢する為』に知識を勉強して来たということになり、それは本当意味の学びではないのです。
知らなければ前に進めない知識
次に、2つ目の知識です。
仕事をするにあたり、これを知らなくては話にならないという知識や技術がありますよね。
例えば、料理屋さんをやるならば、包丁ぐらい使えなくてはなりません。
お米だって、炊けなければなりません。
知らいじゃ済まないし、出来なければそこに居られなくなるかも知れません。
これこそが、知らなければ前に進めない知識なのです。
2つの知識の違いに気付く
読んでみると『そんな事か』と思うかも知れません。
しかし、実はこの分類が分からずに、長く苦しむ人々がとても多いのです。
これにいち早く気付ければ、人生はもっと豊かになります。
そしてそれに気付かせてくれるのが先に上げた、あなたの周りの人々なのです。
近しい人に、知識を盾に見下して来る人がいたはずです。
また目標に向かい、一歩一歩進む人に感心したこともあるはずです。
だから全ての教えは、あなたの直ぐそばにあるのです。
気付かなかった人
これについてどう思うかは、人それぞれでしょう。
しかし気付けなければ、かなり危険だと思っています。
私事ではありますが、以前同時に二人の友人を失いました。
丁度私が、この意味に気付いた頃だったと思います。
一人はとにかく頼み事がクセになっており、何から何まで人を頼るのです。
しかし、人の意見は一切聞かず、誰かにやらせることを『得』と思っているようでした。
そして『自分は人を使うのが上手い』と勘違いをしていたようです。
もう一人は会社で出世し『自分はすごい人』だと思い込んでしまったようです。
それが友人関係であっても、自分が先頭に立ち意見を通さなければ、気が済まなくなっていました。
どちらも結果的に人が離れて行き、会わなくなっていったのです。
人のコミュニティーは、その時々で変わります。
合わない人に会う必要はありませんから、じゅんぐりと付き合う人が変わります。
それを繰り返しながら、人のふり見て我がふり直せと学びを行うのです。
面白いのは、その失ったスペースに次の誰かが入ることでした。
今の私のコミュニティーは、新しく付き合い出したその二人との生活が中心となっています。
そして『この楽しさがずっと続けば』と思わせてくれる周囲に、とても感謝しています。