神様は、全国にいらっしゃいます。
10月を『神無月』と呼ぶ言われに『10月は出雲大社へ神々が集まるので、諸国に神様が居なくなるから』というのはとても有名な話です。逆に出雲の国では『神有月』と呼ばれます。
さて、主役である神様のトップは、天之御中主様(アメノミナカヌシ)です。
神様は神様なので神様同士で争いごとは起こしません。
しかし人間は『こっちの神様が正しい』と言い合い、やがては戦争へ発展させたりするのです。
それが国同士であったり地域単位であったりと規模は様々ですが、内容は全く同じです。
ちなみに国が違えば言葉が違いますから、神様の呼び方もそれぞれです。
そもそも、同じ神様について賛否を繰り広げているから不思議なのです。
天之御中主様が全てを創った
私は、宗教家ではありません。
ではなぜ『神様』について話しているかというと、世の中の仕組みを分かりやすく説明する為に『絶対的な存在』が必要だからです。それを踏まえていますので、信じられる方のみでお願いします。
神様は全てを創りました。だから絶対なのです。
全てが正しく、完璧であり平等です。
そう思えないのは、与えられたモノに対して感謝出来ない考え方が問題なのです。
人は納得が行かなければ、人のせいにする習性があります。
要は、自分の気持ちを落ち着かせる手段の一つにしているのですね。
しかし、悪くもない人が罪をなすり付けられ傷付くわけで、その連鎖が世の中を悪くさせる要因になっているのです。更に『神が悪い』と言うのであれば、寛大な神様は許してくれますが今度は『神なんか居ない』と始めるわけです。
神様の存在をも否定するとなれば、自分を否定しているのと同じなのです。
親からもらうパワー
人は感謝と喜びの中に、誕生します。
親の愛情を一身に受けるのは、パワーを頂くということなのです。
人間はとても弱い生き物で、産まれてしばらくは自分の力だけでは生きられません。
独り立ちするまでは、基本を学びながらパワーを蓄える時期なのです。
その過程で通うのが学校ですが、これは社会に出るまでの期間の学びと練習をする場所なのです。
しかし現在の教育現場は、失敗を許さない傾向にあると感じます。
そして親も可愛い我が子を、社会のふるいから落とさせないようにする為に、間違った愛情を注いでしまう場合もあるのです。子供はパワーを吸収しやすい時期ですから、負の要素も取り入れてしまうのです。
本来、人はとても強い生命力を持っていますし、更に育てる力も持っています。
しかし失敗をほとんど経験せず、そこからの学びをしないのです。
与えられた教材の丸暗記だけでは、ことわざの本当の意味は分かりません。
時代の波動
家柄や経歴の時代は、終わりを告げようとしています。
これからは、個人の魅力の時代です。
簡単に説明すると、表面と中身の両面が評価されるのです。
芸能界などでも大成するのは、例えば『医師でタレント』だったり『美人で料理研究家』だったりと2つの特技が認められることが多くなりました。
プロ野球界でも昔は『それぞれが平均的でなく、突出した選手が欲しい』と言われていましたが、現在ではそこそこマルチに対応できる選手も重宝されています。
しかし少しでも隙を見せれば、一斉に攻撃を受ける時代でもあります。
そんな時、仮面で覆われた表面だけの人間は、あっという間に崩れてしまうのです。
神様の教えとは
神様は全てを与えてくれます。
本来はそれだけで良いはずなのですが、人はいつしかそれを『当たり前』と捉えるようになってしまいます。これは『欲』ではありません。ただの『慣れ』です。
すると感謝が消え、不満が現れて来ます。
これは、神が最も嫌うことなのです。
この仕組みはとても単純で、感謝すれば幸せに向かい、不満を言えば不幸に向かいます。
そして幸せに向かい続けている者には奇跡的なご褒美を与え、不幸に向かう者には更なる不幸を重ねることで、気付くチャンスを与えるのです。
生まれ持っての境遇
生まれつき『体が弱い』とか『親が居ない』という方もいるでしょう。
その他、大きさに関わらず、全てが完璧な人はいないに等しいのです。
それを不幸と捉えればそれまでですが、実は『神様からのプレゼント』なのです。
体が弱いということは、体の弱い人の気持ちが分かるという利点があります。
すると何を欲しがっているのかも分かりますし、健康のありがたみも分かるのです。
更に人よりも敏感な体質なわけですから、あらゆることに気付けるのです。
自分にできなければ人にお願いしたり、人を育てる力が備わったりするのです。
結局『それならば、どうしよう』という考える先には、必ず答えが待っているのです。
精神論とはとてもシンプルで、受け入れるつもりのある人には一瞬で伝わり、つもりのない人への説明はグルグルとなってしまい、最終的に疑いの眼差しがやって来ます。
だから、この話はとても理解し難く『意味が分からない』という声も聞こえて来そうですね。
無理をせず、受け入れられそうなタイミングの時に思い出してみて下さい。
とても高度であり、とても簡単な話なのです。