日常を生きていると、必ず困ったことに遭遇します。
実はこれ『私は遭遇しません』という方はいないので、全員に当てはまります。
それでついつい悩んでしまうのですが、直ぐに解決出来る人と長引かせてしまう人がいるのです。
この差が分かってしまえば、無駄に時間を費やすことも少なくなるはずですよね。
今回は、そんな『考え方のコツ』についてお話ししたいと思います。
困ったことが起きる仕組み
誰にでも必ず起きる『困ったこと』とはどんなことなのでしょうか？
答えは『変化の結果』なのです。
例えば２人で食事をする際、おにぎりが２個あったとします。
一つずつ食べれば困ることはないのですが、1人が２個食べてしまうと、もう1人が困りますよね。
この原因と結果がまさにそれなのです。
通常は１個のところ、２個食べてしまうという変化を起こしたところ、もう1人が食べられないという結果になるのです。更にそれを補う為、別の行動に出たら第三者にまで波紋が広がるかも知れません。
大げさに言うと、ボールをネット状の袋で包むとします。
ボールの表面には細かい網の目が張り巡らされますよね。
更に、このボールが地球だと想像してみて下さい。
あなたの発進した波紋が、地球の裏側まで到達することも可能なのです。
これにより、次のような考え方が出来ます。
・自分の行動の結果は、自分の知らないところで起こっている。
・自分が受けた『困ったこと』は、自分の知らない場所が発信源である。
ちょっと極端な例えで申し訳ないのですが『なぜ、おにぎりを２個食べてしまうの？』という疑問の後に相手を責めてしまうことは普通です。しかし、よくよく聞いてみると『1週間ぶりの食事だった』もしくは『２個食べないと殺すと脅されていた』のかも知れません。
ここで感じ取って欲しいのは『原因が直ぐ目の前にあるとは限らない』ということです。
困ったことは起きない
ここまで来て『何を言ってるの？』となりそうですが、厳密に言うと困ったことは起きません。
全ての現象は学びであり、克服することで霊が成長をします。
更に学びである現象を作っているのは、自分自身なのです。
『最近、太ってしまって困っている』という悩みがあるとすれば『たくさん食べたにも関わらず、ロクに運動もしなかった』と納得の行く原因がありますよね。
だからこれは、困ったことではないのです。
逆に『たくさん食べて、運動しなくても太らない』となると、今度は病気を疑わなくてはなりません。
こっちの方が『本当に困ったこと』になってしまいますよね。
だから困ったことではなく、学びが起きているのです。
例えを上げればキリがないですが『金遣いが荒くて困っている』という人がいるとすれば、それに見合った収入があれば良いわけですよね。
しかし『収入が少ないのに、金使いが荒いから困っている』と言う訳です。
この時点でもはやメチャクチャなのですが『収入が少ないのに、お金をたくさん使うとどうなってしまうかを学んでいる状態』なのです。
『困ったこと』と勝手に位置付けている
結局どの悩みも『欲望を抑えられない』という部分に行き着きます。
天はそれを分かりやすい形で、示してくれているのです。
極端にマイペースな人は、人からあれこれ忠告を受けたとしても聞きません。
また、自分から行動を起こすこともしませんよね。
日本は豊かな国ですから、それでも生きて行けるのです。
しかし、これでは『学び』になりません。
人がこの世に生まれ生きる理由とは『霊の成長をしに行く』という約束があるからです。
すると天は、学びのキッカケを与えてくれます。
観察してみると分かりますが、節目節目で大きな災難に見舞われるような人の特徴に、超マイペースなタイプが当てはまるはずです。逆に普段から自分と向き合い努力している人は、災難には合いません。
また、起こった現象を『困ったこと』と結び付け、誰かのせいにするような人は負のサイクルを起こしているので、いつまでも解決出来ずに悩み続けます。
これはまさに、勝手な決め付けによる報いなのです。
今世の役割を知ると人は困らない
人は必ず『役目・役割』を持って生まれて来ます。
そして『得意なこと』と合わせて活用することで、幸せが舞い込んで来るようになっているのです。
ですから苦手なことに挑戦し続けるよりも、得意なことを伸ばした方が簡単なのです。
困ったことが起きたら『これは自分にとって、どんな学びなのだろうか？』と考えることです。
そして正しく役目を理解し得意なことと合わせ取り組むと、直ぐ解決するようになっています。
『役目・役割』とは自己を振り返り、スマートに解決出来たことの心理を考えれば分かるはずです。
また、他人の指摘の中にも含まれていることが多いです。
知って受け入れ理解すると、様々な恵みを受け取れることが可能になるのです。